1月28日、3月末権利のひろぎんホールディングスが株主優待の変更を発表しました。
株価の割に豪華すぎると話題だったひろぎんホールディングスの株主優待は大幅改悪です。
6万円ほどの投資額(100株)により2,500円相当のカタログギフトを株主優待にしており、将来的な改悪は確実視されていました。
今般、配当金と株主優待とのバランスの観点から、総合的に検討を重ねた結果、現行の株主優待制度を一部変更させていただくこととしました。
株主優待制度の一部変更に関するお知らせ(ひろぎんホールディングス)
株主優待を紹介する多数のメディアで紹介されており、相当なコスト増になったようですね。
2022年3月権利は変更なく実施してくれるかなと思い私も100株保有していましたが、残念ながらカタログギフトは一度も貰うことなく今回の改悪になってしまいました。
ひろぎんホールディングスの株をこのまま持っていて大丈夫かな…
株主優待の変更点を確認、さらに今後株価がどうなるのか予想しました。
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Twitter(@sawao_kabu)
ひろぎんホールディングス株主優待の変更点
今回変更となったのは、「定期預金コース」と「地元特産品カタログギフトコース」の内容です。
ひろぎんホールディングスを保有している個人投資家は「地元特産品カタログギフトコース」を目当てにしていることと思います。
地元特産品カタログギフトコース(変更前)
100 株以上 1,000 株未満 | 2,500 円相当のカタログギフト |
1,000 株以上 5,000 株未満 | 5,000 円相当のカタログギフト |
5,000 株以上 | 10,000 円相当のカタログギフト |
今回の変更で残念ながらこのようになってしまいました。
地元特産品カタログギフトコース(変更後)
100 株以上 500株未満 | 500 円のギフトカード |
500株以上 1,000 株未満 | 1,000 円のギフトカード |
1,000株以上 5,000株未満 | 5,000円相当のカタログギフト |
5,000 株以上 | 15,000 円相当のカタログギフト |
今回の変更はカタログギフトを目当てに100株~1000株未満を保有していた投資家をターゲットにした改悪ですね。
私も改悪のターゲットになってしまいました。
定期預金コースについては、下記のひろぎんホールディングスのニュースリリース資料よりご確認ください。
株主優待は改悪、でも高配当株であることに変わりなし
残念ながら株主優待は改悪されてしまいましたが、ひろぎんホールディングスの一株配当は24円、現在の株価で配当利回りは3.40%になっています。
株主優待という旨味はなくなっても、高配当株であることに変わりはありません。
とはいえ、6万円ほどの100株保有により2,500円相当のカタログギフトがもらえるというのはインパクトのある内容であったため、今後も配当金を目当てに保有する方は少ないかもしれません。
株主優待の改悪で株価はどうなる?
今回の改悪により、2,500円相当のカタログギフトを貰えなくなる個人投資家は相当な人数(おそらく5万人ほど)がいると思われます。
変更を発表してからひろぎんホールディングスの株はPTSで売られており、週明けの1月31日(月)には10%以上の下落になりそうです。
しばらく乱高下を繰り返すと思いますが、直近の業績はまずまずなので3月末にごろには600円前後の株価で落ち着くと予想します。
100株保有なら早めに売るのがおすすめ?
この記事を読んでくれている多くの方が、私と同様に100株保有の個人投資家だと思います。
投資額は6~7万円なので、10%下がっても含み損は1万円にもならないでしょう。
株価に対して豪華すぎる株主優待は改悪のリスクが高いということ知れた授業料として、私は早めに手放す予定です。
特に直近株価の700円付近で保有しているなら、含み損になることは確実なのでダメージが少ない内に判断することをおすすめします。
まとめ
注目の株主優待銘柄として数多くのメディアで取り上げられていたひろぎんホールディングス。
豪華すぎる株主優待はわずか1年で幕を下ろすこととなりました。
株主優待を目当てにした投資には常に改悪のリスクが伴います。
優待の内容だけでなく会社の規模や業績から「持続可能な株主優待なのか」を判断して株を保有していきたいですね。
毎年数十万人の株主に優待を実施しているオリックスの素晴らしさを身に染みて感じる今回の改悪でした。
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