これから株式を始めようとしているサラリーマンの方へ、私が実践している投資スタイルをご紹介します。
サワオの投資スタイル
・個別株
株主優待銘柄は基本永久ホールド、さらに2~3年の長期目線で成長企業の銘柄を保有。現在の評価額は190万円。
・つみたてNISA
楽天全米インデックスファンドに毎月33,333円投資。2019年11月から開始して現在評価額は62万円。
・iDeCO(イデコ)
前職の会社で積立していた企業型拠出年金を転職を機にiDeCoへ移管。楽天全米インデックスファンドに毎月10,000円投資しており現在評価額は188万円。
個別株はSBI証券、つみたてNISAとiDeCoは楽天証券に口座を開設しています。その他少額ではありますがSBIネオモバイル証券(ネオモバ)にも口座を持っています。
前提:サラリーマンは短期トレードに不利
サラリーマンは長期目線で投資していくことが本業と両立させるためのポイントになります。
投資と言うとパソコンに表示された株価のチャートに張付いて売買のタイミングを伺う、そんな様子をイメージされる方も多いと思います。サラリーマンで日中仕事をしている方は国内の株式市場が開いている9時~15時にチャートを見る事ができず、売買のタイミングをこまめに見計らって取引するには不向きです。
小さい金額から取引を始める
自由に使えるお金が手元に100万円あるとして、その全額を最初から個別株や投資信託に回すのはおすすめしません。まずは1割程度を使って10万円を5%増の10万5,000円にすることを目指し、投資の感覚を掴むのがいいと思います。
小さい金額で始めるには「PayPay証券(旧ワンタップバイ)」と「SBIネオモバイル証券(ネオモバ)」がおすすめです。
・PayPay証券
米国株・日本株・ETF・REITを1,000円単位で購入することができます。例えば任天堂の株を保有しようと思うと100株で600万円近い費用が必要となりますが、PayPay証券であれば1,000円単位で保有することができ、さらに配当も振り込まれるため気軽に投資を始めることができます。
私が口座を持っていたころは「One Tap BUY(ワンタップバイ)」というサービス名で、取り扱いも30銘柄ほどしかありませんでした。それが現在では300銘柄以上に増えており、投資初心者にとって気軽かつ充実のサービスになっています。
・SBIネオモバイル証券(ネオモバ)
通常の株式売買では100株単位での購入・売買ですが、ネオモバではS株サービスというミニ株(単元未満株)での購入が可能で 1株から購入ができます。1株1,000円に満たない銘柄であれば数百円ですることができ、さらにTポイントを使うこともできます。
まずは小さい額でスタートして、投資の感覚を掴んでからSBI証券や楽天証券に口座を開設して取引を開始していくことをおすすめします。
長期目線で日中はチャートを見ない
投資を始めた頃、私は仕事の合間に株の値動きをみて見て少し値下がりすると仕事が手につかないぐらい気を取られていました。
長期目線で保有していれば日中の値動きに気を取られる必要はありません。長期的には右肩上がりの銘柄でも短期間のうちに株価が上下することは多々ありますので日中はチャートを見ず本業に集中しましょう。
また一時的な値下がりに慌てないために買う前によく調べることが重要です。Twitterやブログなどで買いが煽られている銘柄であっても、値上がりする保証はどこにもありません。最後は自分の判断が求められます。
身の回りから投資対象を見つける
自分が使って良かったサービス、おいしいと思った食べ物やレストラン、仕事の中で欠かさず使っているサービスなど投資先になり得る企業は意外と生活の中にあるものです。自分が知っているサービスだからこそ、自信を持って保有することができます。
家族が日常で使っている商品やサービスなども投資のヒントになります。
まずは自分の生活の中で欠かせないものを提供している企業が株式を上場しているか見てみるのがおすすめです。例えば私は以前、仕事で広報を担当しておりプレスリリースを頻繁に発信していました。その時使っていたプレスリリース配信サービスの「PR TIMES」が拡散力もあり良いサービスであったため株を保有したところ大きく値上がりし、利益を得ることができました。
株主優待銘柄に投資する
投資をしていてなかなか利益を得られないと不安になり、余計なストレスを抱えてしまいがちです。株主優待銘柄に投資していればカタログギフトやクオカードがもらえたり初心者でも簡単に投資による旨みを得ることができます。
私が一番おすすめする銘柄はオリックス。100株以上保有でオリックスグループのサービスが割引で使える「株主カード」と3月末の権利確定日保有で5,000円相当のカタログギフト、3年以上保有すれば10,000円にランクアップする投資を始めるならまずは持っておきたい銘柄のひとつです。さらに一株あたり75円と高配当なので私は自分名義とジュニアNISAの息子名義で、2名義で保有しています。
オリックスの株主優待でセレクトした長期保存食が届きました🚚
— サワオ@投資と育児 (@sawao_kabu) July 18, 2020
賞味期限の5年後まで開封しないことを願って大切に備蓄します😌#株 #投資 #株主優待 pic.twitter.com/DcPxqt2rQD
さらに先日オリックスU-carで中古車を買った際にも、株主カードを提示して5万円値引きしてもらえました。オリックスは本当に旨みの多い銘柄です!
つみたてNISAで時間を味方に
手元に大きな資金がなくても投資を始めることはできます。つみたてNISAで毎月決まった額を積立投資することで、年間40万円の枠で20年間非課税で組み立てることができます。
つみたてNISAのメリット
1,年間40万円まで、投資で得た利益が非課税になる
2,非課税で投資できる期間は、最長で20年
3, 投資対象は金融庁の基準をクリアした投資信託(比較的低リスク)
積立投資は何度も売買することなく、決まった期間で決まった金額で設定した商品を自動的に買い続けるスタイルとなります。一見地味ではありますが、ダウ平均やTOPIXに連動したインデックス投資は長期になるほど利益が出やすく、サラリーマンの投資に最もおすすめできるスタイルといえます。
私も年間40万円の枠を使い切るため、毎月33,333円をつみたてNISAで投資しています。
時間を味方につけた投資スタイルについて詳しく知りたい方は水瀬ケンイチさんの著書「お金は寝かせて増やしなさい」がおすすめです。
インデックス投資について書かれている本はたくさんありますが、出口戦略について書かれている本は少なくとても参考になります!
まとめ
このようにサラリーマンの投資は「買い」がメインで「長期目線」がおすすめの投資スタイルとなりあます。
個別株で優待や配当金を得て、配当金はネオモバで再投資してさらに配当金を得る仕組みを作っていく。そしてさらに、つみたてNISAで自動的で積立して時間を味方にしてお金を増やしていく。
ある意味では投資していることを意識していかないことが理想的な状態と言えると思います。