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Twitter(@sawao_kabu)
資産運用の入門書や投資ブロガーの記事でおすすめされることの多い「つみたてNISA」。
国が提供してくれている素晴らしい制度ですが、皆さんは活用できていますか?
興味はあるけど「資産運用」ってなんだか難しそう…
株とか投資信託ってギャンブルみたいで怖いな…
このように最初の一歩がなかなか踏み出せない方に向けて、少しでも資産運用を身近に感じてもらえるように当ブログでは私の運用実績を定期的に公開しています。
私は、日中には本業で9時から18時まで勤務、家では妻と一緒に息子の育児に奮闘しているごく普通のサラリーマンです。
投資を本格的に始めたのは息子の誕生が近づいていた2019年冬のことです。
そんな投資経験の浅い普通のサラリーマンが「つみたてNISA」を始めて2年が経過しました。
これから「つみたてNISA」を始めようと思っている方には一歩踏み出すきっかけに、すでに始めている方には一緒に積立を続けている励みになれば嬉しいです。
つみたてNISAを始めて2年の運用実績
グラフで見る運用実績
つみたてNISAを始めようか迷っている方にとって、「本当に利益が出るのか」これが一番気になる部分だと思います。
こちらが私のつみたてNISA開始から2年の運用実績です。
- 投資額 726,660円
- 資産額 916,630円
- トータルリターン +189,943円(+26.13%)
2年経過してのトータルリターン、つまり利益は投資額に対して+26.13%の約19万円となっています。
これを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれなのですが、私はどちらとも捉えておらず現時点でのトータルリターンは全く気にしていません。
グラフを見ると毎月の積立金額に応じて一定で上がっている「投資額」に対して、「つみたてNISA資産」がどんどん差を広げて高くなっていることが分かると思います。
これがつみたてNISA最大の魅力である「複利」の効果なのです。
積立期間が長くなるほど利益に利益が発生して雪だるま式にお金が増えていくということです。
つまり2年で約19万円の利益が出ていようとも売却するのはまだまだ先なので、この利益がさらに利益を生んで 「投資額」 と 「つみたてNISA資産」 の差がさらに広がっていくことの方が重要なんですね。
つみたてNISA対象の投資信託がすべて含み益に
私のように「つみたてNISAで○○円の利益が出ました!」と言ったり、「○○に積立しておけば間違いなし!」という投資ブログやTwitterが現在数多く見受けられると思います。
つみたてNISAをしている人はなぜ皆さん利益が出ているのでしょうか。
それは簡単な話で、つみたてNISA対象の投資信託すべてが含み益になっているからです。
つまり、つみたてNISAをしている人は誰も損しておらず全員勝利の状態になったからです。
つみたてNISA対象投信、すべてが含み益に(2021年9月2日・日本経済新聞)
新型コロナウイルスの感染拡大などによる下落局面はありますが、淡々と積立している人にとって一時的な下落はダメージが少なく、むしろ投資信託を安く買えるというポジティブな捉え方もできます。
もはや「つみたてNISAを20年続けて損を出す方が難しい」といえるレベルなので、あとはいつ始めるか、正しい商品を選択できるかという問題になってきますね。
NISAで運用中の銘柄
ここからは私がつみたてNISAで買っている投資信託について紹介してきます。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
- 米国株式市場のの大企業株から中小企業株まで約4,000銘柄に広く投資
- 手数料が低いためコスパの良い運用が実現できる
- 純資産総額3,500億円を突破した信用度の高い投資信託
私は毎月積立している33,333円をこちらの楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)に全額投資しています。
つみたてNISAを開始した当初は他の商品にも手を出していましたが、楽天VTIに一本化するのが良いという判断に至りました。
楽天VTIは2017年の設定以来、米国株の好調ぶりとファンド自体のパフォーマンスの高さ、そして低コストにより人気を集めています。
2021年10月現在、楽天VTIの純資産総額は3,500億円を突破しており今後も安定したパフォーマンスが期待されていますね。
楽天VTIは本家VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)をひたすら買い続けて運用しているファンドで、GAFAMなど誰もが知っている大企業の株から中小型株まで米国株式市場の投資可能銘柄、約4,000銘柄に広く投資することができます。
そしてこちらが私が保有している楽天VTIの資産推移です。
口座全体のトータルリターンが約19万円なのに対して、楽天VTIのトータルリターンは約17万円。稼ぎ頭になっていることがお分かりになると思います。
楽天VTIと似た商品でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドがありますが、どれを選んでも同じくらいのパフォーマンスが期待できます。
大切なのは10年、20年と運用を続けることですね。
つみたてNISAにおすすめの証券口座
つみたてNISAを始めるうえで証券会社を選んで口座を開設する必要があります。
証券会社はたくさんあるけど、どこを選べば良いんだろう?
このように迷う方もいるかもしれませんが、実質的に証券会社選びは「楽天証券」か「SBI証券」の二択です。
ちなみに私は両方の証券会社に口座を開設しています。
楽天証券
複数の証券会社に口座を持つことはできても、つみたてNISA口座を設定できるのは1口座だけです。
私の場合、つみたてNISAは楽天証券で運用しています。
- 楽天カードのクレジット払いでポイントが溜まる
- SPU+1倍で楽天経済圏を強化できる
- 楽天ポイントで投資することができる
楽天証券の最大の特長は、楽天カードで支払うことでポイントが貯まるところです。
例えば33,333円を積み立てた場合、333ポイントが溜まるため他の証券会社よりも積立の時点で1%分ポイントで得するということですね。
この1%というのは積立投資において非常に大きい数字になってきます。なお、この333ポイントも投資に回すことができます。
また、1ヵ月あたり500ポイント投資をすることでSPUが+1倍になるため、普段から楽天市場でショッピングをしている方は楽天証券で口座開設するのがおすすめです。
SBI証券
- スマホアプリが使いやすい
- 住信SBIネット銀行に口座を持っていると便利
- iDeCoの商品が豊富に揃っている
楽天証券と並んで人気なのが「SBI証券」です。
つみたてNISAだけが目的の場合は両者に大きな違いはないのですが、個別株やiDeCoにも興味があり今後投資の幅を広げていきたいと考えている方にはSBI証券もおすすめです。
私の場合つみたてNISAは楽天証券、個別株はSBI証券というように使い分けています。
銀行のメイン口座を住信SBIネット銀行に開設しているため、資金の移動が必要な個別株はSBI証券の方が使いやすいのです。
またスマホアプリはSBI証券の方がシンプルで使いやすい印象です。個別株の場合はつみたてNISAと違って売買する機会が多いので使いやすさが重要になります。
こちらは好みもあると思いますので、私のように両方に口座を開設するのも良いと思います。
口座開設自体は無料ですからね!
まとめ:つみたてNISAは投資初心者に最適
今回は私のつみたてNISA開始から2年の運用実績と積立している商品についてご紹介しました。
つみたてNISAで資産運用している方は、現在ほぼ100%全員が利益を出している状態となっています。
つみたてNISAに投資初心者も経験者もほとんど関係ないということですね。
「なるべく早く始める」そして下落局面でも慌てることなく「20年コツコツ積立てる」その判断が将来の自分をきっと助けてくれるはずです。
まずは毎月1万円からでも始めてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます。運用実績は定期的に公開していきます!
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